Environment 環境

グリーンファイナンス・フレームワーク

グリーンファイナンス

JMFは、ポートフォリオの環境負荷低減に貢献する既存及び新規プロジェクトのファイナンス資金及びリファイナンス資金に充当することを企図した投資法人債(以下、「グリーンボンド」という。)の発行又は借入金(以下、「グリーンローン」という。)の実行にあたり、グリーンファイナンス・フレームワークを策定しています。

グリーンファイナンス・フレームワーク

1. 調達資金の使途

グリーンファイナンスにより調達された資金は、適格クライテリアを満たす資産(注1)(以下「グリーン適格資産」といいます。)、適格クライテリアを満たす改修工事等(注2)の資金、あるいはそれらに要した借入金の返済資金又は既に発行した投資法人債の償還資金に充当します。

  • (注1)以下のグリーン認証を当該調達資金の払込期日又は実行日の36ヶ月以内に取得済又は/及び調達後に取得予定(再取得含む)の資産であること。
    また、レポーティング時には、各年の2月末時点において、同様の基準を満たしていることをいいます。
    • DBJ Green Building 認証における 5つ星、4つ星又は3つ星の評価
    • CASBEE認証(建築認証、不動産認証及び自治体版を含む)におけるSランク、Aランク又はB+ランクの評価(自治体版CASBEEにおいては工事完了日から3年以内のものに限る)
    • BELS評価(2016年基準)における5つ星、4つ星、もしくは3つ星の評価
    • BELS評価(2024年基準)における以下のレベルの評価
      • 非住宅:レベル6、レベル5又はレベル4
      • 再生可能エネルギー設備がある住宅:レベル6、レベル5、レベル4又はレベル3
      • 再生可能エネルギー設備がない住宅:レベル4又はレベル3
    • LEED認証におけるPlatinum、Gold 又はSilverランクの評価(LEED BD+Cの場合はv4以降)の評価
    • BREEAM認証(BREEAM In-Useの場合はv6以降)におけるOutstanding、Excellent又はVery Goodの評価
  • (注2)以下のいずれかを満たした工事等をいいます。
    • グリーン適格資産の認証のいずれかを取得済み、または今後取得予定の建築物における、★の数またはランクの1段階以上の改善を意図した改修工事
    • エネルギー消費量、CO2排出量または水使用量のいずれかを30%以上削減することが可能な改修工事
    • 再生可能エネルギーに関連する設備の導入または取得に関する改修工事

2. プロジェクトの評価と選定のプロセス

グリーン適格資産及び改修工事は、本資産運用会社の最高サステナビリティ責任者(CSO)が議長を務め、各事業部の責任者を中心に構成されるサステナビリティ委員会によって、「サステナビリティ基本方針」と適格クライテリアに基づいて評価及び選定されます。

3. 調達資金の管理

JMFはマーケット・プラクティスに沿って、調達資金の充当状況及び発行残高の管理とモニタリングを行う内部プロセスを整備しています。
ポートフォリオからグリーン適格資産を抽出し、有利子負債比率を乗じることでグリーン適格負債額を算出します。
JMFはグリーンボンド又はグリーンローンで調達した資金の総額がグリーン適格負債額を超過しないよう管理します。

グリーン適格資産の詳細は以下をご参照ください。
保有資産における環境認証・評価

グリーン適格資産の帳簿価額は以下をご参照ください。
IRライブラリ一覧

資金充当状況レポーティング

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  第1回
JMFグリーンボンド

(第1回
無担保投資法人債)
第2回
JMFグリーンボンド

(第2回
無担保投資法人債)
第3回
JMFグリーンボンド

(第3回
無担保投資法人債)
第4回
JMFグリーンボンド

(第4回
無担保投資法人債)
第5回
JMFグリーンボンド

(第5回
無担保投資法人債)
第6回
JMFグリーンボンド

(第6回
無担保投資法人債)
グリーンローン グリーンローン グリーンローン グリーンローン グリーンローン 合計
発行額/借入額(億円) 85 50 40 30 40 35 30 30 30 40 9 419
利率 0.450% 0.140% 0.340% 0.420% 0.850% 0.678% 1.039% 1.132% 1.247% 1.364% 基準金利
(全銀協1ヶ月日本円TIBOR)
+0.175%
-
発行日/借入実行日 2021年6月25日 2021年12月7日 2022年6月30日 2022年11月25日 2023年3月17日 2023年9月29日 2024年6月25日 2024年10月31日 2024年10月31日 2024年10月31日 2025年2月28日 -
償還期限/返済期日 2031年6月25日 2026年12月7日 2027年6月30日 2027年11月25日 2030年3月15日 2028年9月29日 2031年5月30日 2032年10月29日 2033年10月31日 2034年10月31日 2032年2月27日 -
グリーンファイナンス充当額(億円) 85 50 40 30 40 35 30 30 30 40 9 419
グリーンファイナンス未充当額(億円) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

インパクトレポート

1. グリーン適格資産の物件数及び延床面積

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  グリーン適格資産 グリーン不適格資産
物件数※2 比率 延床面積※2 比率 物件数※2 比率 延床面積※2 比率
2023年度
2023年3月~2024年2月
36物件 28.8% 1,701,303.26m2 58.4% 89物件 71.2% 1,210,148.06m2 41.6%
2022年度
2022年3月~2023年2月
29物件 24.4% 1,648,917.93m2 56.6% 90物件 75.6% 1,264,594.79m2 43.4%
2021年度
2021年3月~2022年2月
22物件 18.3% 1,015,348.79m2 32.6% 98物件 81.7% 2,103,451.07m2 67.4%
2020年度
2020年3月~2021年2月
19物件 16.0% 1,199,580.52m2 39.1% 100物件 84.0% 1,867,605.27m2 60.9%
2019年度
2019年3月~2020年2月※1
20物件 21.1% 1,361,363.21m2 52.8% 75物件 78.9% 1,215,764.76m2 47.2%
2018年度
2018年3月~2019年2月※1
15物件 15.8% 917,913.11m2 34.5% 80物件 84.2% 1,742,457.00m2 65.5%
2017年度
2017年3月~2018年2月※1
21物件 22.8% 1,527,527.86m2 54.5% 71物件 77.2% 1,272,713.06m2 45.5%
  • ※12020年2月度以前の各数値は、旧日本リテールファンド投資法人の数値です。
  • ※2底地資産は物件数及び延床面積から除外しています。

2. グリーン適格資産のエネルギー使用量

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  電力使用量
電力使用量
(Mwh)
燃料使用量
燃料使用量
(Mwh)
水使用量
水使用量
(千m3
  CO2排出量
CO2排出量※2
(千tCO2
2023年度
2023年3月~2024年2月
244,566 82,262 1,803 104
2022年度
2022年3月~2023年2月
233,101 80,461 1,618 102
2021年度
2021年3月~2022年2月
146,134 55,086 1,298 60
2020年度
2020年3月~2021年2月
129,524 32,431 1,032 57
2019年度
2019年3月~2020年2月※1
213,921 71,248 1,551 118
2018年度
2018年3月~2019年2月※1
137,234 29,561 922 77
2017年度
2017年3月~2018年2月※1
219,243 84,527 1,452 129
  • ※12020年2月以前の各数値は、旧日本リテールファンド投資法人の数値です。
  • ※2エネルギー消費量をCO2排出量に換算する際には、地球温暖化対策の推進に関する法律(いわゆる温対法)に基づく算定方法及び排出係数を採用しています。

3. 廃棄物のリサイクル量

  廃棄物のリサイクル量
(t)
2023年度
2023年3月~2024年2月
6,558

セカンドオピニオン

本投資法人は、グリーンファイナンス・フレームワークの適格性について、グリーンファイナンス評価機関である株式会社日本格付研究所(JCR)より「JCR グリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green1(F)」の本評価を取得しています。詳細はJCRのホームページをご覧ください。

日本都市ファンド投資法人